英国メーカーが値下げを示すデータを受けてポンド下落
ホームページホームページ > ブログ > 英国メーカーが値下げを示すデータを受けてポンド下落

英国メーカーが値下げを示すデータを受けてポンド下落

Jun 05, 2023

[ロンドン 25日 ロイター] - 来週のイングランド銀行政策会合を前に、英国の製造業が12月に予想外に価格を引き下げ、インフレが緩和している可能性を示唆するデータが示されたことを受け、水曜日のポンドはドルとユーロに対して下落した。

ポンドは約0.37%下落して1.22950ドルとなり、対ユーロでは0.15%下落し約88.40ペンスとなった。

この下落は、英国の製造業者が予想外に12月に2020年4月以来最大の価格を引き下げたことを示す水曜日のデータを受けて起こった。

英国の工場が価格を引き下げたというニュースは、インフレ抑制に向けた戦いで金利をどこまで引き上げるか検討する必要があるイングランド銀行の政策当局者にとって、ある程度のプレッシャーを和らげることになりそうだ。

一方、1月に民間部門の経済活動が2年ぶりの急速な落ち込みを見せたことを受け、企業はイングランド銀行の金利上昇やストライキ、消費需要の低迷を理由に、景気後退への懸念が依然としてトレーダーの心の最前線にある。

債務コストの高騰は火曜日のデータにも反映されており、英国政府の先月の借入額が30年前に月次記録が始まって以来、どの12月よりも多かったことが示された。

エクイティ・キャピタルの首席マクロエコノミスト、スチュアート・コール氏は「昨日の統計は良くなく、状況が若干明るくなっているように見えるEUと比べて見通しが多少乖離していることを示した」と述べた。

「より大きな全体像は、インフレ圧力が後退していることを示している今日のPPIの数字であり、英中銀が最終的にどこまで利上げするかについても疑問を投げかけている。」

市場はインフレ対策として英中銀が2021年末以来10回目の利上げを実施すると予想している。

市場は現在、英中銀会合で50bpの利上げが行われる可能性を75%とみている。 FRBと欧州中央銀行は来週政策会合を開催する。

当社の基準: トムソン・ロイターの信頼原則。

米国は、世界最古にして最大かつ最も広く報道されたビットコイン強盗疑惑の一つである、破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスのハッキング容疑でロシア人2人を起訴した。